開発STORY

旅行は特別でワクワクする時間。
バスタイムでも不満感じずに、特別な気分味わって欲しい。

株式会社funth 代表取締役CEO 辻直貴

 

− GLOBAL TRAVELを開発したきっかけはなんですか?

もともと海外旅行が好きで年に2,3回は海外に行っていたのですが、海外でのシャンプー問題は多いに感じていました。水質の違いで髪がゴワゴワになったり、そもそもホテルのシャンプーのクオリティが低かったり。従来のトラベルセットの使いづらさも気になっていました。

同じような経験をしている人はたくさんいるはずなのに、そこを解決するプロダクトがまだ世の中にはなかったんです。

ないなら自分で作ってやろう、と(笑)世界中どこにいても髪を美しく保てるような、「これぞ旅行用シャンプー」と言えるものを作りたいと思ったのが開発のきっかけです。

 

− 前職は大手化粧品会社の研究職だそうですが、独立してブランドを立ち上げた経緯を差し支えなければ教えてください

そうですね…ちょっとディープな話になりますが、実は僕、前職でもシャンプーを作っていたんですね。その時に感じていたのが、今のシャンプーって機能性よりもいかに言い回しで差別化するかの勝負になっているなあと感じていました。

今ありとあらゆる種類のシャンプーがありますが、しっかりとした機能性を打ち出せているシャンプーってほとんどないんですよ。上辺のコンセプトで差別化だけして中味は普通、みたいなものが多いのが正直なところです。

そういったシャンプーを否定するわけではないのですが、やはり研究員としてやっている以上、確かな機能性をもったプロダクトを作りたいと思っていました。

そこで、自分なりに機能性を最大限に活かせるシャンプーの案をいくつか考えて、第一弾として「GLOBAL  TRAVEL」という旅行用のヘアケアブランドを立ち上げました。

 

− 開発で一番苦労したことはなんですか?

全てにおいて苦労しましたが、処方作りは特に大変でした。「硬水対応」というベース処方がなかったので、ゼロから作りあげていかなければなりませんでした。文献を読み漁って、「じゃあこの原料入れてみよう」とか「じゃあこれは入れないほうがいいよね」とか。それぞれの原料のバランスも非常に重要なんです。

試作が完成したら、次は本当に硬水で機能するかを確認しなければなりません。硬水を使用して毛髪試験を何度も行い、数値化されるなめらかさを改善していきました。機械を使わせてくれるラボが大阪にしかなくて、横浜から何度も通っていましたね(笑)

実際に海外での使用感も確かめたかったので、CAさん20人くらいに協力してもらって50カ国ほどで使用した感想をフィードバックしてもらいました。その時点でかなり良い感想をいただけたので、そこから細かい使用性の調整を行い、最終的には自信のある商品を作り上げることができました。

− その他にこだわった点はありますか?

使いやすさと香りです。

容器は使いやすいパウチタイプを採用しています。小さすぎず、大きすぎず、片手に収まるちょうどいいサイズになっています。実はこのサイズを見つけるのが意外と大変で…WEBのカタログにないものを使わせてもらっています。

キャップも開閉しやすいワンタッチキャップを採用して、中味が出過ぎないように口径にも気をつけました。今あるトラベルセットの中では一番使いやすいと自負しています。

香りは20種類以上の中からコンペを行い、最も人気の高かったものを採用しています。CAさんからも好評で、仕事の疲れがリフレッシュできると喜んでもらえました。香りは褒められたことしかないですね(笑)

− 今はコロナで海外に行けないですが…

まずは日本で試してみてほしいです。自信のあるシャンプーですが、やはり化粧品ですので人によって合う・合わないはあります。まずは日本で使用感を確かめてほしい。気に入っていただけたら今後海外に行くときに連れて行ってもらえると嬉しいです。

あと、これ意外と知られていないんですが、実は日本にも硬水地域があるんですよ。商品説明の部分にも地図を載せていますが、硬水地域に住んでいる方や、そこに旅行に行かれる方にはぜひ使ってもらいたいです。

もちろん旅行だけでなく、ジムや入院、出張、温泉など使える用途はたくさんあるので、お好きな場所で活用していただけたらと思います。

 

− 最後にGLOBAL TRAVELに興味を持っている方々にひと言お願いします

洗い心地、仕上がり、香り、使いやすさ、全てにこだわった旅行用シャンプーになっています。国内・海外問わず、ぜひ1度、GLOBAL TRAVELを使ってみていただけると嬉しいです。そして、この商品と一緒に旅行をもっと楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

− ありがとうございました!